| 表 題 |
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吸収溶液として酸性溶液を用いたインダイレクト・コンダクタンス法による細菌の検出と増殖速度の測定 （ノート） |
| 著 者 |
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澤井 淳 （神奈川工科大学工学部応用バイオ科学科） |
| 掲 載 |
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防菌防黴， Vol.36, No.2, pp.75－78 （2008） |
細菌の増殖・代謝に伴い産出される揮発性代謝産物を吸収溶液に吸収させ，その結果引き起こされる溶液の電気伝導度変化を測定するインダイレクト・コンダクタンス法では，吸収溶液としてアルカリ溶液が使用されている。本研究においては，硫酸溶液を吸収溶液として使用して，細菌の検出および増殖速度を測定し，水酸化ナトリウム溶液との結果と比較した。硫酸溶液においても吸収溶液の電気伝導度変化が起こる検出時間と初発菌濃度の対数の間には，良好な直線関係が認められた。水酸化ナトリウム溶液と比較して，検出時間はわずかに遅くなったが，増殖速度の一つの指標である世代時間はほぼ同じであり，インダイレクト・コンダクタンス法において酸性溶液を吸収溶液としても，充分に微生物の検出が可能であった。
| Key words |
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Impedance method（インピーダンス法）/Indirect conductimetric assay（インダイレクト・コンダクタンス法）/Sulfuric acid（硫酸）/Growth rate（増殖速度）/Electrical conductivity（電気伝導度）. |
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