日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.41,No.5 (2013)

表題:
防菌防黴分野で用いられるナノマテリアル
著者:
澤井 淳(神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.41,No.5,pp.249-254(2013)

現在,抗菌分野で使用される無機系抗菌材料は次の4つに大別される。①銀(Ag)系,②酸化チタン(TiO2),③酸化亜鉛(ZnO),④アルカリ土類金属酸化物系(主にCaOが主成分)。ナノテクノロジーの進展に伴い,これらの材料がそれぞれ「ナノマテリアル化」され,活発な表面加工や複合材料の研究開発が,さらに応用範囲を広げている。ここでは,①から④のナノ材料の研究開発の現状について,最近3年間の報告を中心に概説した。

Key words:
Nano-particle(ナノ粒子)/Ag(銀)/TiO2(酸化チタン)/ZnO (酸化亜鉛)/CaO (酸化カルシウム).