Vol.41,No.9 (2013)
- 表題:
- 医薬品製造現場から医療現場までの水の微生物管理[12] 熱水消毒と部材交換・劣化
- 著者:
- 福井隆一(医療法人社団王子会 王子クリニック)
- 掲載:
- 日本防菌防黴学会誌,Vol.41,No.9,pp.483-490(2013)
セントラル透析液供給システム(Central Dialysis fluid Delivery System:CDDS)における透析液清浄化には,洗浄・消毒が欠かせないものとなっている。そこで,優れた洗浄・消毒と考えられている熱水消毒を使用した方法について述べた。
洗浄・消毒は,透析医療機器メーカーも知りえない状況に遭遇し,まだまだ未知なことが多い。本稿では,CDDS導入時の生物学的汚染,使用時の部材劣化(シリコン,ポリプロピレン),カプラ,透析監視装置用エンドトキシン捕捉フィルターについて解説する。
- Key words:
- 4',6-diamidino-2-phenylindole (DAPI 染色法)/ 6-carboxyfluorescein diacetate(6-CFDA染色法) / Silicone(シリコーン)/ Polypropylene(ポリプロピレン)/Dialysis joint coupler(カプラ)/ Endotoxin Retentive Filter(エンドトキシン捕捉フィルター).