日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.42,No.6 (2014)

表題:
創立40周年特別寄稿 「環境殺菌工学研究(部)会」の衛生思想とその意義
著者:
米虫節夫(日本防菌防黴学会 顧問(元会長))
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.42,No.6,pp.337-346(2014)

環境殺菌工学研究部会(略称:環工研)は,日本防菌防黴学会の研究部会として,1980年3月に誕生し,約20年間活動を続けた。当初は,学会に入会し病院や食品工場などのサニテーションを担当しているペストコントロールオペレーター(PCO)を対象として,基本的な微生物知識を基礎にサニテーション,殺菌・消毒を適切に行うことが出来る技術などを開発し,体系的に教えることを目的として創設された。その後,公開講演会形式となり,広く学会会員にこの分野の知識を普及する活動を行った。環工研活動を通して,もの中心の防菌防黴の考え方に,空間に対する処理が加わり,殺菌消毒,防菌防黴という分野がシステムとして把握されるようになった。

Key words:
環境空間/ PCO/ サニテーション/ 殺菌・消毒/ システム.