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日本防菌防黴学会誌

Vol.43,No.8 (2015)

表題:
微生物検査データへの統計利用−難しい数式を示さず例題をもとにして− 第1章 概説
著者:
髙橋正弘(東京海洋大学大学院)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.43,No.8,pp.387−396(2015)

微生物検査データの統計処理をする方々にとって必要な統計の基礎,知識,方法についての概説を述べる。概説の項目は次のとおりである。
1.記述統計と推測統計について。
2.統計では最も基本的で重要な事柄である母集団と標本(サンプル)について。
3.調査・試験検査で得られるデータの量的データと質的データの2つについて。
4.微生物検査データで重要な分布の正規分布,対数正規分布および二項分布について。
5.母集団の情報を推測するための標本の選び方と標本の数について。
6.2つの変量間の相関と回帰について。
7.無作為に抽出された標本からの母集団の平均の推定と統計的仮説検定(検定)について。
8.実験計画法について
9.微生物検査データへの統計利用について。

Key words:
Population(母集団)/Sample(標本)/Estimation(推定)/Test(検定)/Design of experiment(実験計画).