Vol.44，No.6 (2016)

表題：

微生物検査データへの統計利用−難しい数式を示さず例題をもとにして− 第6章 実験計画法

著者：

高橋正弘（（公）日本食品油脂検査協会）

掲載：

日本防菌防黴学会誌，Vol.44，No.6，pp.309−317（2016）

製品の微生物検査結果に影響を及ぼす要因や要因の効果を明らかにする実験計画法について述べた。
実験計画法は実験計画とデータ解析の2つから成り立つが，実験を設計し，データ解析をしやすくする実験計画ならびに収集したデータを解析し，因子の効果，因子相互の交互作用（相互作用）などを把握する分散分析法の概略を述べた。
要因の要因配置法とそれに伴う分散分析法のうち微生物検査において最も基本的な一元配置法，二元配置法，三元配置法を中心に例題を示し述べた。

Key words：

Design of experiment（実験計画）/Analysis of variance（分散分析）/One-way layout（一元配置）/Two-way layout（二元配置）/Three-way layout（三元配置）/Level of factor（因子の水準）．