化粧品の微生物関連では既に11個のISOが発行されている。試験法だけではなく,基準や低リスクの考え方も示されており,必要なものはほぼ出揃ったと考えられる。本章では,若干の裏話も交えながら,11個のISOについて概要を説明する。ISOは著作権があるため,詳細な説明ができないことをご容赦いただきたい。また,試験法を鵜呑みにするだけでは,化粧品の微生物学的品質を確保することは難しいので,注意が必要と考えられる点について私見を述べさせていただいた。化粧品の微生物学的品質確保の一助となれば幸いである。
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