滅菌業務部門では,医療関連感染や医療安全に関わる医療の根幹の業務を担っている。
安心,安全で高品質な再生医療器材の提供のために日々の業務を遂行している。特に最近では,大学病院などの大きな施設において,専門性や経費削減などを目的に洗浄滅菌業務を外部へ業務委託する傾向にある。このため現場には,管理監督を目的とする管理者しか配置されないことがある。現場の管理者の動向が業務の質にも影響するため滅菌業務管理者は,部署内の業務全般について知識を持たなければならない。環境・洗浄・滅菌・保守管理など業務マニュアルの作成などを含め「医療現場における滅菌保証のガイドライン2015」の内容から滅菌業務管理に必要な内容を選びそのポイントを述べている。