これまでの培養法に比べ迅速に環境浮遊微生物の検査・モニタリングを可能にする,励起蛍光法を用いたリアルタイム浮遊菌カウンタ(BPC:Bio Particle Counter)について,用途例,応用例を上げて説明する。励起蛍光法とは,従来の光散乱法による微粒子からの散乱光の検出と併せて,UVレーザーを用いて,微生物が持つ代謝物質の自家蛍光を検出し,一つ一つの粒子から得られるこれら散乱光と蛍光の特性から,微生物・非微生物を識別する微生物迅速検査法(RMM:Rapid Microbiological Methods)であり,パーティクルカウンタと同様にリアルタイム・連続に使用でき,環境浮遊微粒子・微生物の数を測定できる。