Vol.50,No.6 (2022)
- 表題:
- 第48回年次大会(特別講演・教育講演・基礎講座)講座
[4]レジオネラ症の原因菌,レジオネラ属菌を知る
- 著者:
- 古畑勝則(麻布大学 生命・環境科学部 微生物学研究室)
- 掲載:
- 日本防菌防黴学会誌,Vol.50,No.6,pp.255−266(2022)
我国で,はじめてレジオネラ症が発症したのは1980年10月28日である。その後,40年あまりを経過した現在でも発症数は残念ながら右肩上がりである。感染源となる様々な水環境では微生物制御が盛んに行われているが一向に減少する兆しはない。もう一度,レジオネラ属菌の特性を十分に理解したうえで感染対策を講じていただきたい。今回の稚稿がその一助になれば幸いである。
- Key words:
- Legionella spp.(レジオネラ属菌)/Bacteriological characteristics(細菌学的特徴)/Legionellosis(レジオネラ症).