日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.51,No.9 (2023)

表題:
家庭の安全・安心科学 -家庭における微生物汚染とその対策- [1]開講にあたって
著者:
谷口 暢(サラヤ(株)・(株)ポエマ)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.51,No.9,pp.569−570(2023)

本講座は,前回の食品製造業者を対象とした「食の安全・安心科学-食品製造現場・食品にかかわる微生物汚染とその対策-」(2021年2月~2023年5月)の第2弾の家庭編として企画された。家庭編ともなれば,その内容は多岐にわたる。従来の微生物汚染とその対策方法は,基本的に継続されるものであるが,そこへ新しい技術が導入された場合には,対策方法が再構築(再編成)される。少しではあるが,技術の「パラダイムシフト」が生じる。そこで,本講座「家庭の安全・安心科学」では,昨今のトレンド(家庭用ナローバンド光商品・ファインバブル商品・口腔ケア商品,ジビエ料理および感染症媒介虫対策など)もできる限り取り入れ,「パラダイムシフト」を科学的根拠(エビデンス)に基づいて解説し,それらが読者の理解度を深める一助となれば幸いである。

Key words:
Safety and security science of food(食の安全・安心科学)/Safety and security science in home(家庭の安全・安心科学)/Paradigm shift(パラダイムシフト)/Scientific evidence(科学的根拠)/Knowledge vaccine(知識ワクチン).