日本防菌防黴学会

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日本防菌防黴学会誌

Vol.52,No.6 (2024)

表題:
ナノ・マイクロ構造による新しい抗微生物技術
[1]ナノインプリントによる抗菌表面の設計と検証
著者:
宮内昭浩(東京医科歯科大学 生体材料工学研究所)
掲載:
日本防菌防黴学会誌,Vol.52,No.6,pp.285−291(2024)

ナノインプリントはナノ・マイクロ構造を成型できるプレス加工技術で2000年代に装置,材料,プロセスが世界的に大きく進展した。現在,光学部品,電子デバイス,医療ツール等への応用が進んでいる。生物学への応用としては,細胞培養や単一細胞の選別輸送,抗菌表面の形成などが知られており,本稿では特に抗菌を中心に紹介する。抗菌表面の設計に関しては工学的なアプローチに加え,生物の体表構造を基本モデルとしたバイオミメティックデザインに関しても紹介する。

Key words:
Nanoimprint(ナノインプリント)/Cell culture(細胞培養)/Antibacterial(抗菌)/Biomimetics(生物模倣)/Surface design(表面構造設計).