表 題 |
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イグサを用いた新規石膏ボードの開発と抗菌効果 |
著 者 |
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森田 洋, 馬見塚香織 (北九州市立大学国際環境工学部), 後藤直樹 ((株)朝日セラテック) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.33, No.6, pp.263-271 (2005) |
イグサの新規用途開発を目的として, イグサ石膏スラグボードを創生した。 石膏スラグボード中のイグサ含有率が高くなるほど, 曲げ強度やヤング率は減少する傾向にあった。 イグサを10wt%添加した石膏スラグボードは硬化不良を起こし, 強度が著しく低い結果となった。 また石膏スラグボードにイグサを添加することで, 食中毒細菌 (サルモネラ菌, 腸管出血性大腸菌 O157, 黄色ブドウ球菌) に対する抗菌機能性を付加することができた。 添加イグサ濃度は高ければ高いほど, 強い生育抑制効果を発揮しており, イグサを3wt%添加した石膏スラグボードを10g 用いたとき, 培養96時間においても, サルモネラ菌, 腸管出血性大腸菌 O157, 黄色ブドウ球菌の増殖は認められなかった。 |
Key words |
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Juncus (イグサ)/ Antibiotic activity (抗菌活性)/ Gypsum Board (石膏ボード) |
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