表 題 |
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ロックウールを発酵熱の保持体として用いた牛糞中の腸管出血性大腸菌 O157の消長 |
著 者 |
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森田 洋, 馬見塚香織, 福田 翼 (北九州市立大学国際環境工学部), 山田勝弘 (新日鐵化学(株)総合研究所) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.33, No.7, pp.321-327 (2005) |
ロックウールを発酵熱の保持体として用いたときの牛糞中の腸管出血性大腸菌 O157の消長について調べた。 60 l 容小型牛糞処理装置にスギチップのみを入れたとき, 培養器内の温度は初発発酵温度の35℃付近で推移し, 牛糞中の腸管出血性大腸菌数も初発菌数より大きく変化することはなかった。 しかし培養基質にロックウールを添加することで, 培養1日目で発酵熱は53℃まで上昇し, 培養8日目まで発酵温度を50℃以上に制御することができた。 腸管出血性大腸菌数は培養1日目で検出されなかった。 積算消滅量もロックウール無添加のものに比べて1.8倍の消滅量であった。 ドラムの停止時間は12時間が最も牛糞を消滅し, かつ効果的に腸管出血性大腸菌を死滅できた。 |
Key words |
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EHEC O157:H7(腸管出血性大腸菌O157:H7)/Rock wool (ロックウール)/Cow dung (牛糞)/Disposal units (処理装置). |
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