表 題 |
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過酢酸と過酸化水素との混合ガスに拠る医薬品製造ゾーン内の滅菌効果について |
著 者 |
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大森英二,米田健二(大日本住友製薬(株)),横山繁樹(ミンテック・ジャパン(株)),新谷英晴(国立医薬品食品衛生研究所) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.33, No.12, pp.643-650 (2005) |
我が国の医薬品会社でのクリーンルームの滅菌にはホルムアルデヒド燻蒸が主に用いられている。 しかしながらホルムアルデヒドは毒性が強く作業者に与える影響ならびに室外に排出する際の環境汚染の問題も考慮する必要がある。 そこで過酢酸と過酸化水素とから成る新規滅菌剤であるミンケアを用いて検討した。 ミンケアの燻蒸効果はクリーンルーム内に設置した生物指標の結果から判定した。 その結果クリーンルーム内の相対湿度を80%位にするとミンケアの滅菌効果はホルムアルデヒドの滅菌効果と同等かそれ以上であることが判明した。
Key words |
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Sterilant (滅菌剤)/Pharmaceutical facility (製薬企業)/Clean room (クリーンルーム)/Bio-logical indicator (生物指標)/Peracetic acid (過酢酸)/Hydrogen peroxide (過酸化水素). |
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