表 題 |
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微酸性電解水の抗微生物効果 |
著 者 |
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岡本公彰 (鶴見大学歯学部), 駒形安子 (北里研究所臨床薬理研究所), 奥田瞬治 (北里環境科学センター), 西本右子 (神奈川大学理学部), 鴨志田真弓, 中村悌一 (森永乳業(株)食品総合研究所), 小宮山寛機 (北里研究所臨床薬理研究所) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.34, No.1, pp.3-10 (2006) |
水に原料として塩酸を加え, 無隔膜電解槽で電気分解し生成された微酸性電解水の微生物に対する殺菌効果とその特性について調べた。 有効塩素濃度20ppm, pH6.0の微酸性電解水は, 嫌気性菌芽胞, MRSA, コレラ菌および赤痢菌に対して106CFU/ml の菌数を30秒の作用時間で10CFU/ml 以下にした。 しかし, 105CFU/ml の好酸菌を10CFU/ml 以下にするには5分以上を要した。 また, インフルエンザウイルス, 酵母およびカビに対しても失活, 殺菌効果が認められた。 20℃ において106CFU/ml のセレウス菌芽胞を1CFU/ml 以下にするのに要する時間は, 有効塩素濃度100ppm の次亜塩素酸ナトリウム溶液の約1/3であった。 微酸性電解水のグルタチオン (GSH) に対する作用を13C NMR により調べたところ, グルタチオンの構造変化が認められ, 殺菌作用の一部を担っていることが考えられた。
Key words |
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Slightly acidic electrolyzed water (微酸性電解水)/Bactericidal effect (殺菌効果)/Virucidal effect (殺ウイルス効果)/Sporicidal effect (殺芽胞効果)/Glutathione (グルタチオン). |
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