表 題 |
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りん脂質単分子膜を形成した油|水界面でのポリアンモニウム抗菌剤のイオン移動ボルタンメトリー |
著 者 |
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片野 肇, 村山裕司, 巽 広輔, 日隆雄, 池田篤治 (福井県立大学・生物資源学部), 亀岡郁雄, 塚谷才英 (日華化学㈱研究開発本部) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.34, No.4, pp.195-200 (2006) |
ニトロベンゼン|水界面にジパルミトイルフォスファチジルコリンを並べることによるポリアンモニウム抗菌剤移動反応のサイクリックボルタモグラムの変化を調べた。
それら抗菌剤の水からニトロベンゼンへの移動による正電流ピークについては, 電流値も電位も顕著な変化は見られなかったが, 水への移動による負電流ピークについては,
電流値の減少とピーク電位の負電位側へのシフトが観察され, りん脂質単分子膜透過性を反映する値が得られた。 8つのポリアンモニウム抗菌剤について,
この値と抗菌活性との間に相関係数r2= 0.83の相関が得られた。
Key words |
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Ion-transfer voltammetry (イオン移動ボルタンメトリー)/Polyammonium (ポリアンモニウム)/Phospholipid
(りん脂質)/Oil | Water Interface (油水界面). |
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