表 題 |
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世界における狂犬病と狂犬病研究の現状 |
著 者 |
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三舟求眞人 (大分医科大学) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.35, No.5, pp.279-295 (2007) |
狂犬病は現在もなお世界で年間5万5千人以上の発生が続いている。 その99%は発展途上国からのものであるが, これらの国ではいまだ狂犬病の制圧には成功していない。 最近, わが国は36年ぶりの輸入狂犬病, 2例を経験し, にわかに狂犬病に対する関心が高まっている。 本稿では世界のヒト狂犬病の発生状況, 臨床症状と診断法, 媒介動物, 狂犬病の予防と制圧の手段などの現状を概観し, 加えて狂犬病に関する最近の研究の方向性と2, 3のトピックスを紹介した。
Key words |
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Rabies (狂犬病)/Vector of rabies (狂犬病の媒介動物)/Control measures of rabies (狂犬病の制圧)/Rabies research (狂犬病の研究). |
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