表 題 |
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大量調理施設におけるトイレを中心とした微生物調査 |
著 者 |
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竹下朱美 (TOTO(株) 総合研究所) |
掲 載 |
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防菌防黴, Vol.36, No.1, pp.23-27 (2008) |
大量調理施設内のトイレ環境の微生物調査を行った。 トイレでは洗浄レバー, 便座など人が触れる場所は汚染されやすいこと, また掃除用具の汚染により掃除の効果がほとんど出ていないという状況が確認され, 使用する用具の衛生性の確保が必要であることが示唆された。 調理従事者の用便前および手洗い後の手指細菌を調べたところ, 用便前は調理従事者の約半数から大腸菌群が検出されるなど手指の汚染度が非常に高かった。 しかしながら用便後に手洗いを行うことで大腸菌群が検出されなくなり, 手洗いによる衛生性が確保できることが確認された。 また手洗い設備の違いによる手洗い効果について調べたところ, 手洗い水栓が接触式の場合, 衛生管理基準に従って手洗いをしっかり行っても, 手洗い後に水栓を触ることで再汚染されるケースがあることがわかった。 手指の衛生は手洗い方法のみならず, 手洗い設備も重要であることが示唆された。
Key words |
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Large-scale kitchen (大規模調理施設)/ Microbial contamination (微生物汚染)/ Toilet room (トイレ)/ Faucet (水栓)/ Hand washing (手洗い). |
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