日本防菌防黴学会

学会のご案内

関連情報

  • English
防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.3 (2008)



表 題 次亜塩素酸ナトリウムと化学的・物理的処理を組み合わせたキャベツ付着菌の効果的な減少
著 者 小林 修(大阪市立工業研究所),多田幸代(あきんどスシロー),加藤邦和(ワイス),吉田 淳,住谷保治(近畿大学),松尾佑子(プリマハム),檜山圭一郎(バイオシステム研究所),米虫節夫(近畿大学)微生物制御システム研究部会 WG1
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.3, pp.143-151(2008)

次亜塩素酸ナトリウム液と化学的,物理的処理を組み合わせて,効率よくキャベツの付着菌を減少させる方法を検討した。減圧脱気との組合せにより次亜塩素酸ナトリウム液処理単独の場合より約1/20に生菌数が減少したが,界面活性剤との組合せでは効果は見られなかった。処理温度を50℃にすると生菌数は室温処理の約1/100,初期菌数の約1/1000に減少し,非常に効果的であった。
Key words Reduction of natural microbial population(付着菌の減少)/Mild heating(温和加熱)/Sodi-um hypochlorite(次亜塩素酸ナトリウム)/Cabbage(キャベツ).