表 題 |
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食品工場における微生物迅速測定法導入の評価検討方法の一例 |
著 者 |
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佐藤 順(キッコーマン(株)プロダクト・マネジャー室) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.36, No.4, pp.223-229(2008) |
食品の微生物検査において,迅速測定法を導入するメリットとしては,「製品出荷の短縮化」が経済的な効果として大きい。しかしながら,自工場に微生物の迅速測定法を導入する際の評価検討方法について実験計画を立てることは,教科書的なものも存在せず難しいことである。そこで,主として超高温(UHT)で殺菌した乳・乳製品,清涼飲料水,容器包装詰加圧加熱殺菌食品(レトルトパウチ食品),缶詰製品および無菌充填製品等の食品工場の微生物検査において,数多く試みられている増菌処理と迅速測定法を組み合わせた方法に絞り,その評価検討方法の一例について解説した。また,得られた原データを二次データや三次データに加工して考察を加える方法についても紹介した。
Key words |
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Food manufacturing plant(食品工場)/Microbiological rapid method(微生物迅速測定法)/Pre-incubation test (増菌試験)/Flow cytometry(フローサイトメトリー)/Acceleration test(促進試験). |
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