表 題 |
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食品の微生物検査法と食中毒発生時の疫学調査法[14] ウエルシュ菌 |
著 者 |
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門間千枝(東京都健康安全研究センター) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.36, No.4, pp.231-240(2008) |
ウエルシュ菌は耐熱性芽胞を形成する食中毒起因菌である。食中毒起病性の本菌はエンテロトキシン産生能を有する。食中毒検査では,分離菌株のエンテロトキシン検査と主に血清型別法またはパルスフィールドゲル電気泳動法等を使った疫学解析が重要である。また非典型的なウエルシュ菌による事例の場合も明らかにされている。近年の食生活の変化は本菌食中毒の発生要因を増加させており,本菌食中毒および食品衛生上のウエルシュ菌汚染に対する再認識が望まれる。
Key words |
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Clostridium perfringens(ウエルシュ菌)/Food poisoning(食中毒)/Enterotoxin(エンテロトキシン)/Epidemiological analysis(疫学解析)/Heat-resistant spore(耐熱性芽胞). |
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