表 題 |
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食品・化粧品・医薬部外品・塗料における防腐技術[6] 化粧品・医薬部外品の防腐技術における多価アルコールの応用について |
著 者 |
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岡本裕也 ((株)マンダム中央研究所 品質評価室) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.36, No.5, pp.307-315(2008) |
化粧品・医薬部外品は,食品と同様に微生物汚染により,変敗,変色,異臭などが起こる可能性があり,処方設計には防腐力を考慮する必要がある。従来から汎用されている防腐・殺菌剤はパラベン類,フェノキシエタノールなどであるが,その抗菌効果と安全性のバランスを考慮し,必要最小量で製品の抗菌効果を得なくてはならない。一方で,防腐殺菌以外の目的で配合される原料の一部において,抗菌効果を有することが知られている。今回は化粧品・医薬部外品に配合される原料の中で,特に「多価アルコール」を中心にその抗菌性について述べる。
Key words |
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Polyhidric alcohol(多価アルコール)/Cosmetics(化粧品)/Antibacterial effect(抗菌効果)/Alkanediol(アルカンジオール). |
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