日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.5 (2008)



表 題 製造環境内微生物の測定,評価及び制御[1] 環境菌測定,評価,制御の意義
著 者 奥田舜治((財)北里環境科学センター)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.5, pp.339-342(2008)

製造環境における環境菌の調査にあたって,サンプルは,必ず生のまま位相差顕微鏡観察することが必要であり,培地選択・培養温度・培養時間について注意事例を挙げた。サンプリングと輸送の条件は,必ずしも病原細菌学に準じるものでなく,環境調査独自の手法が必要であることを述べた。また,抗菌試験の評価の際の,初発菌数の取り方と,自然減衰に対応できる処理後の菌数測定が必要であることを述べた。総ての試験に共通する事として,試験菌の保存方法の事例を紹介した。
Key words Manufacturing environment(製造環境)/Initial bacterial count(初発菌数)/Natural decrement(自然減衰)/Number of bacteria after processing(処理後の菌数)/Preservation of test bacteria(試験菌の保存).