日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.7 (2008)



表 題 食品・化粧品・医薬部外品・塗料における防腐技術[8] 塗料における防カビ技術概論
著 者 矢辺茂昭(日本曹達(株)農業化学品事業部バイオサイドグループ)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.7, pp.455-459(2008)

塗料において,塗膜の表面防カビではなく,Wet 塗料における保存中の(いわゆる In-Can 時の)防カビ技術について述べた。 塗料の腐敗は細菌によって引き起こされることが広く知られるようになり,多くの水系塗料ではすでに防腐剤が処方されているが,保存防カビについてはまだ認知度が低い。低 VOC 化や天然原料へのシフトや,現場調色など,塗料の環境変化によりあらたな問題が起こり始めている。欧米では対応が始まっており,その一端を紹介する。
Key words Wet-state fungal testing(液層防カビ試験)/Fungal preservation(保存防カビ)/Paint(塗料)/Biocide positive(ポジティブリスト)/IBRG(IBRG).