表 題 |
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浴場施設でのレジオネラ属菌と宿主アメーバの関連,およびレジオネラ属菌を塩素消毒により制御する場合の問題点(技術論文) |
著 者 |
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村上光一,長野英俊,野田多美枝,濱崎光宏,堀川和美,石黒靖尚(福岡県保健環境研究所),乙藤武志(福岡県粕屋保健福祉環境事務所),迎田惠之(福岡県生活衛生課),泉山信司,八木田健司,遠藤卓郎(国立感染症研究所) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.36, No.11, pp.749-756(2008) |
福岡県内の浴場施設において,平成14年から16年にかけて調査した37施設,100試料のなかで13施設(35.1%),27試料(27.0%)から自由生活性アメーバを検出し,21施設(56.8%),29試料(29.0%)からレジオネラ属菌を検出した。自由生活性アメーバの生息とレジオネラ属菌の生息とは,統計的に関連が認められること,さらに適切な塩素消毒が自由生活性アメーバ(0.7mg/l 以上の遊離残留塩素)およびレジオネラ属菌(0.5mg/l 以上の遊離残留塩素)の汚染軽減に有効であることが明らかとなった。
Key words |
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Free-living amoebae(自由生活性アメーバ)/Bathhouse(浴場)/ Legionella(レジオネラ属菌)/ Public health(公衆衛生). |
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