日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 36, No.12 (2008)



表 題 食品の殺菌手法-原理・特徴・現状・課題[8]
化学的手法 (5)食品のアルコールによる殺菌
著 者 小堺 博(上野製薬(株)食品事業統括本部)
掲 載 防菌防黴,Vol.36, No.12, pp.859-867(2008)

アルコールはその即効性と安全性から,手指や食品製造装置のサニタイズも含めて食品に関連する殺菌剤として一般的なものになってきている。ここでは,アルコールの殺菌機構や特徴を述べるとともに,アルコールの利点を生かし欠点を補うために生まれたアルコール製剤について,その成り立ちや,アルコール濃度,pH などでの種々のラインナップを交えて,サニタイズを含めた食品の殺菌,静菌の実例を紹介する。また,より低濃度のアルコールでの真菌類の殺菌など,現状から見える今後の課題について触れる。
Key words アルコール製剤/殺菌/食品/サニタイズ.