日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.3 (2009)



表 題 生薬及び生薬関連分野における微生物試験法の現状と課題
著 者 清水袈裟光(フィブロ製薬(株))
掲 載 防菌防黴,Vol.37, No.3, pp.195-202(2009)

生薬は動植鉱物を起源としており,粉末生薬や抽出などの調製加工されたものが医薬品,医薬部外品,化粧品や健康食品の原材料として用いられる。この原材料において経口を目的として使用される場合は微生物限度管理が求められている。
もともと天産物を利用している生薬のバイオバーデンは高く,利用に当たっては個々の生産・流通実態の把握が必要である。ただ,国内で繁用されている生薬は百種類以上にわたり,その上に各々の生薬は多成分系であるため微生物限度試験の実施において留意する事項が生じてくる。
そこで,今回は生薬付着菌の測定法と実態,生薬を利用する製品の微生物試験法などについての現状と課題を述べる。
Key words 生薬の微生物限度試験法/微生物限度基準値.