| 表 題 |
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安定化された臭化アンモニウム－次亜塩素酸ナトリウム反応物の化学特性と殺菌効果 |
| 著 者 |
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杉 卓美（栗田工業（株）紙パプロセス部） |
| 掲 載 |
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防菌防黴，Vol.37,No.9,pp.641－649（2009） |
新しい反応条件により安定化された臭化アンモニウム－次亜塩素酸ナトリウム反応物の化学特性と殺菌効果に関して，次亜塩素酸ナトリウムと比較して検討した。本反応物の中性領域での酸化力は次亜塩素酸ナトリウムより弱かった。その結果，本化合物は溶存有機物との反応性が弱く，溶存有機物存在下で系内に残留し，次亜塩素酸ナトリウムより優れた殺菌効果を発揮した。さらに，本化合物は優れた殺カビ効果も有しており，溶存有機物が濃縮され，さまざまな菌種が存在する紙パルプ製造工程におけるバイオフィルム付着防止剤として，優れた特性を有していた。
| Key words |
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Ammonium Bromide（臭化アンモニウム）/Sodium Hypochlorite（次亜塩素酸ナトリウム）/Biocide（抗菌剤）/Slimecontrol Agent（スライムコントロール剤）/Bromochloramine（ブロモクロラミン）/Biofilm（バイオフィルム）/Oxdation-reduction Potential（酸化還元電位）. |
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