日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 37, No.10 (2009)



表 題 照射生薬の検知-電子スピン共鳴(ESR)法を主体として
著 者 山沖留美(大阪薬科大学)
掲 載 防菌防黴,Vol.37, No.10, pp.745-752(2009)

天然物由来の食品や医薬品原料の微生物汚染対策として,60Co や 137Cs の γ 線,5MeV 以下の X 線,または,10MeV 以下の電子線照射による殺滅菌処理が世界的に利用されるようになってきた。放射線殺滅菌処理された生薬類の有用性の高い検知技術の一つである電子スピン共鳴法(ESR 法)について,食品照射の検知の現状と,ESR 測定の原理,測定方法,及び,放射線照射した生薬原料の ESR スペクトルの実測例を明示しながら解説する。
Key words Silver(銀)/Antibacterial(抗菌)/XAFS(X 線吸収微細構造)/Sanitary ware(衛生陶器)/Glaze(釉薬).