日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 38, No.1 (2010)



表 題 わかりやすい抗菌剤の基礎[3] 新規抗菌剤の開発動向と抗菌剤の将来性
著 者 高麗寛紀(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
掲 載 防菌防黴,Vol.38,No.1,pp.43-51(2010)

抗菌剤を使用する環境・工業製品・衣食住の微生物制御技術者および抗菌剤原体の開発者あるいは製剤化に携わる研究者のために,第四アンモニウム塩の開発事例から新規ジェミニ型第四アンモニウム塩に至る開発理念と経緯をわかりやすく解説した。また,将来の望ましい抗菌剤に持たせるべき化学的特性,微生物学的特性,物理的性質,毒性および殺菌機構について概説した。
Key words Antimicrobial agent(抗菌剤)/Quater nary ammonium salt(第四アンモニウム塩)/Quanti tative Structure-Activity Relationship(定量的構造活性相関)/Hydrophobicity(疎水性)/Acid dissociation constant(酸解離定数)/Hydrophobicity of bacterial cell surface(微生物表面疎水性)/Gemini type antimicrobial agent(ジェミニ型抗菌剤).