表 題 |
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木材保存の現状と将[7] 木材の生物劣化(2) 木材に発生するカビ類とその汚染の基礎 |
著 者 |
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田中裕美(近畿大学大学院農学研究科) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.38,No.8,pp.547-555(2010) |
カビ類は木材のセルロース,ヘミセルロース,リグニンの主要3成分を分解できないので,木材に対して大きな質量減少や強度低下を起こさない。しかし,表面汚染や辺材変色などを引き起こし,木材の品質を低下させ,木材劣化を起こす。木材劣化を起こすカビ類の分類学上の位置,表面汚染や辺材変色を起こすカビ類の種類や発生場所について概説した。またカビ類が発生するための条件や防除法などについても概説した。
Key words |
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Wood degradation(木材劣化)/Wood deterioration(木材劣化)/Mould(カビ)/Staining Fungi(表面汚染菌)/Sapstain(辺材変色)/Blue Stain(青変). |
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