日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 38, No.9 (2010)



表 題 連続培養式ディジタル顕微鏡細菌検出法による牛乳中の大腸菌群迅速検出(ノート)
著 者 田中 孝,伊藤晶子,上門英明(明治乳業(株)研究本部技術開発研究所)
掲 載 防菌防黴,Vol.38,No.9,pp.581-585(2010)

混釈法および塗抹法では,供試菌株をDMCSにより7~10.5時間で検出し,従来法を9.5~13時間短縮することができた。供試菌株間で検出時間を比較すると,菌種やコロニー形成位置によって異なった。塗抹法における同一供試菌株の検出時間の差異は0~0.5時間であり,混釈法の0.5~2時間より小さかった。また,生乳中の大腸菌群を7~10.5時間で検出可能であった。偽陽性発生に,DESO寒天培地の溶解方法および溶解後の55℃保持時間が影響した。
Key words Coliforms(大腸菌群)/Rapid detection(迅速検出)/Digital Microscope Culturing System(ディジタル顕微鏡方式細菌検出装置).