日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 38, No.11 (2010)



表 題 プラズマ滅菌・殺菌[9] 黴類の殺菌
著 者 太田貴之(和歌山大学システム工学部)
掲 載 防菌防黴,Vol.38,No.11,pp.769-774(2010)

大気圧中に非平衡の低温プラズマを生成し,ミドリカビの胞子の殺菌を行った。殺菌因子としてプラズマから生成される紫外光とオゾンの効果を検証した。紫外吸収分光法を用いたオゾン密度測定手法を紹介し,オゾンの照射量をパラメータとしてオゾンの殺菌への寄与について述べた。大気圧プラズマを用いたミドリカビの殺菌においては,紫外光とオゾンの効果は小さいことが示唆された。
Key words Non-equilibrium atmospheric pressure plasma(非平衡大気圧プラズマ)/Inactivation(不活化)/Penicillium digitatum(カンキツミドリカビ病菌)/Inactivation mechanism(不活化メカニズム)/Absorp-tion spectroscopy(吸収分光法).