表 題 |
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カビ汚染対策法としての浴室乾燥の有効性評価 |
著 者 |
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井原 望(パナソニック電工解析センター(株) 材料評価事業部) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.39,No.5,pp.285-290(2011) |
浴室では入浴に伴う水や湿気が毎日発生するために,最もカビが発生しやすい場所と認識されて久しい。浴室におけるカビ汚染予防策のひとつである乾燥処理は,化学薬剤を使用しないために環境負荷が低く,簡便であるために誰もが日常生活で実践できる方法である。
浴室乾燥によるカビ汚染対策法の有効性を定量的に明らかにするため,まず,異なる相対湿度下におけるカビの生育度と生存挙動を明らかにし,結露水を除去することが防カビに有効であることを示した。次に,浴室の模擬環境において,結露水が除去された乾燥状態時間とカビ発生の関連性を検証した。その結果,防カビに必要な乾燥状態時間を定量的に導出できた。
Key words |
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Bathrooms(浴室)/Mold pollution policy act(カビ汚染対策法)/Drying treatment(乾燥処理)/Relative Humidity(相対湿度)/Killing mold(殺カビ). |
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