表 題 |
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注目されるウイルス感染症と制御対策[7] 鳥インフルエンザ |
著 者 |
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大槻公一(京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター,鳥取大学農学部附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.39,No.6,pp.375-387(2011) |
2009年4月に豚由来のH1N1インフルエンザウイルスが,新型インフルエンザウイルスとして登場した。このウイルスが,従来の季節性インフルエンザウイルスにとって代わり世界中に定着した。病原性は予想されていたよりも激烈ではないが,時折ウイルス性肺炎を引き起こすため油断はできない。一方,H5N1ウイルスによる鳥インフルエンザは,2010年11月から2011年3月まで,日本各地でかつてないほど多くの養鶏場で発生した。多鳥種の野鳥も多数感染した。厳戒を要する事態が生じた。
Key words |
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鳥インフルエンザ国内発生/新型インフルエンザ/人獣共通感染症/鳥類疾病/H1N1ウイルス/H5N1ウイルス. |
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