| 表 題 |
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壁紙の苦情品から分離されたカビの栄養特性 |
| 著 者 |
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濱田信夫,阿部仁一郎（大阪市立環境科学研究所） |
| 掲 載 |
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防菌防黴,Vol.39,No.8,pp.463－472（2011） |
カビ汚染が疑われた壁紙の苦情品41件について,分離されたカビの属や種の同定を試みると共に,それらの栄養特性を調べた。分離されたカビは,Aspergillusなどの室内塵に多いカビの他,室内塵に稀な暗色のカビも多く見られた。デンプンを添加した培地では,いずれの分離カビも生長したのに対して,水溶性セルロースであるCMCを添加した培地ではCladosporium,Chaetomium,Curvularia,Stachybotrys,Ulocladiumの計5属の暗色のカビが生長した。栄養源としてのセルロースが壁紙を汚染するカビの種類に影響を与えていることが分かった。
| Key words |
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Cellulose（セルロース）/Fungal contamination（カビ汚染）/Starch（デンプン）/Wallpaper（壁紙）. |
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