日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 39, No.11 (2011)



表 題 抗菌加工製品の抗微生物活性の評価・測定法とその課題[2] 抗菌加工製品の現状と展望
著 者 高麗寛紀(徳島大学 産学官連携推進部)
掲 載 防菌防黴,Vol.39,No.11,pp.729-737(2011)

我が国における工業製品の抗微生物加工が始まった歴史的背景,通商産業省(現:経済産業省)から示された「抗菌加工製品ガイドライン」,抗菌製品の定量的抗菌性評価試験方法であるJIS L 1902,JIS Z 2801,JIS R1702の制定およびISO化を行ってきた経緯とそれらの抗菌活性試験方法について概説した。さらに新しい除菌効果を付与した新しい製品群,例えば各種合成洗剤および石けん,ウエットワイパーおよび手指除菌製品などの除菌活性測定試験についても概説した。また,抗細菌活性や抗かび活性測定に導入した細胞内ATP測定方法について解説し,抗菌製品の将来展望を行った。
Key words :History of antimicrobial finishing (抗菌加工の歴史)/Quantitative measurement method of antimicrobial activity(定量的抗菌性測定)/ATP measurement method(ATP測定法)/Antibacterial finishing(抗細菌加工)/Antifungal finishing(抗かび加工).