表 題 |
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微生物との戦いは永遠につづく! [3]微生物とどう戦うか?-微生物制御の現状と将来 |
著 者 |
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高麗寛紀(徳島大学 とくしま地域産学官共同研究拠点) |
掲 載 |
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防菌防黴,Vol.39,No.12,pp.767-774(2011) |
薬剤を用いた微生物制御に焦点を当て,定量的構造活性相関の手法を用いた薬剤分子設計による高機能性抗菌剤の最適化分子構造決定法を解説した。第四アンモニウム塩の開発事例から新規ジェミニ型第四アンモニウム塩に至る開発理念と経緯をわかりやすく解説した。また,将来の望ましい抗菌剤に持たせるべき化学的特性,物理的性質,毒性等について解説した。さらに将来の薬剤微生物制御は現在のみな殺し型から目覚め,標的微生物のみを殺菌可能なオーダーメイド型微生物制御剤に移行しなければならないことも著者の開発事例を基に解説させて頂いた。
Key words |
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Quaternary ammonium salt(第四アンモニウム塩)/Quantitative Structure-Activity Relationship(定量的構造活性相関)/Hydrophobicity of bacterial cell surface(微生物表面疎水性)/Gemini type antimicrobial agent(ジェミニ型抗菌剤)/Order-made antimicrobial agent(オーダーメイド殺菌剤). |
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