日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.2 (2012)



表 題 Legionella の低濃度オゾン水殺菌効果に及ぼす温度及び pH の影響 (ノート)
著 者 中室克彦 (摂南大学理工学部), 土井 均, 肥塚利江, 枝川亜希子 (大阪府立公衆衛生研究所衛生化学部)
掲 載 防菌防黴, Vol.40, No.2, pp.75-79 (2012)

本研究は, 実際の浴槽水へのオゾン殺菌の導入を考慮して, pH5.8~pH9.5, 水温40℃における低濃度オゾン水の Legionella pneumophila に対する殺菌効果について検討した。 その結果オゾン濃度は高い pH 域において急速なオゾン濃度の減少が認められたが, 0.026mg/l のオゾン初期濃度においては pH5.8~9.5の範囲における pH の影響はほとんど認められず, 曝露3分後にはいずれの pH においてもほぼ完全に Legionella を殺菌することを示した。

Key words Bathtub water (浴槽水)/Legionella (レジオネラ)/Low levels of dissolved ozone (低濃度オゾン水)/pH (pH値).