日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.2 (2012)



表 題 くらしと微生物[6] 水道水
著 者 保坂三継 (東京都健康安全研究センター)
掲 載 防菌防黴, Vol.40, No.2, pp.97-115 (2012)

水道水の安全性と病原微生物の関わりについて解説した。 水道水の安全を脅かす微生物は細菌・ウイルス・原虫に大別される。 水道におけるそれらの病原微生物制御の歴史, それらによる水道水の汚染状況や集団感染の発生事例をとおして見えてくる問題点を整理した。 また水道の病原微生物制御の要である浄水処理, とりわけ消毒の重要性と消毒剤・消毒方法ごとの特徴, 微生物への効果, 問題点, そして今後の展望を示した。

Key words Drinking water (水道水) / Waterworks (水道) / Pathogenic microorganism (病原微生物) / Enteric pathogen (腸管系病原体) / Mass outbreak (集団感染) / Disinfection (消毒) / Bacteria (細菌) / Viruses (ウイルス) / Protozoa (原虫) / Chlorine (塩素) / Ultraviolet light (紫外線) / Ozone (オゾン) / Chlorine dioxide (二酸化塩素).