日本防菌防黴学会

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防菌防黴誌(和文誌)

Vol. 40, No.10 (2012)



表 題 ヨーロッパ標準法を参考にした腸管出血性大腸菌に対するアルコール系消毒剤,手洗い石けん液および環境用消毒剤の有効性評価(ノート)
著 者 高見貴之,原田 裕,加藤頼子,太田恵美,劉 瀟,古田太郎,谷口 暢(サラヤ(株))
掲 載 防菌防黴,Vol.40,No.10,pp.615-619(2012)

ヨーロッパ標準法(EN)13727を参考にして,腸管出血性大腸菌(EHEC)に対する除菌洗浄剤,手洗い石けん液,消毒剤の有効性評価を行った。その結果,アルコール製剤は,EN13727の清潔条件[0.3%牛血清アルブミン(BSA)],不潔条件(0.3%BSA,0.3%ヒツジ赤血球)でEHECに対して有効であった。手洗い石けん液は,清潔条件では有効であったが,不潔条件ではわずかに効果が低下した。環境用消毒剤は,清潔条件では有効であったが,不潔条件では効果が低下した。

Key words Enterohemorrhagic Escherichia coli(腸管出血性大腸菌)/Alcoholic-based disinfectant(アルコール消毒剤)/Hand soap(手洗いせっけん液)/Environmental disinfectant(環境用消毒剤)/European Norm 13727(ヨーロッパ標準法13727).