表 題 | : | 細菌の環境認識と適応[5] 細菌の菌密度認識と集団行動 |
著 者 | : | 水野 環(岡山大学インド感染症共同研究センター) |
掲 載 | : | 防菌防黴,Vol.40,No.11,pp.729-735(2012) |
細菌は細胞間のコミュニケーション手段として,クオラムセンシング(QS)と呼ばれる調節機構を利用している。この機構は細菌の増加とともに産生,蓄積されるオートインデューサー(AI)と称されるシグナル分子を感知することにより,菌密度を認識し遺伝子の発現調節を行う。本稿では,ビブリオ属細菌を例にQS機構について紹介する。
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